– Episode 1 –
いや、マジでそんなことがあったんです。大学を卒業したての頃なんて、僕はほとんど仕事も無く、バイトと練習に明け暮れる日々でございました。その時のお話です。
僕はセ○ンイレ○ンという国内最大手のコンビニチェーンで、日曜日の深夜にシフトに入っておりました。
バイトのご経験のある方もおられるとは思いますが、深夜は色々と商品の納入があるんですね。で、発注の通りに、数や種類などが納品されているかどうかを、アルバイトが眠い眼をこすりながらチェックしていくわけです。これを学術的専門用語で「検品」といいます♪
もうね、お客さんなんてそっちのけなんですよ(爆)!少し列が出来た位じゃ二人でレジには立たないぞ!みたいなね。(セブン○○○○の深夜は、二人のシフトです。)
でね、お客さんの方から、申し訳なさそうに「あのぉーすみません、レジ良いですか!?」
こっちはですね、一心不乱に検品をしておりますからね、たとえ相手がお客様でも邪魔されたくないんですよ!そう、僕は非常に仕事熱心なタイプなので、当時のバイト仲間からは信望が厚かったですよ。「えーっ!?もう会計するの!?さっきまでエロ本立ち読みしていたくせに!?もう少し弁当でも物色しながら待っていて下さいよ!あと3分で終わりますから。」
みたいなね。もうホント、どっちが客だか分からない様な対応で……
……嘘ですよ。いえいえ、強盗の話は本当です。いくら僕が仕事熱心でも、お客さんにそんな対応をする訳がないじゃないですか!?いや、なるべく面白可笑しくするように、無いこと無いこと背びれ尾ひれ胸びれまで付けて、一生懸命脚色しているのですよ。何故!?って?
だっていきなり核心に触れたらつまらないじゃないですか!?まあ、学術的専門用語でいう「じらし」っていうやつですよo(^^)o
コンビニの深夜勤務なんて、もう睡魔との闘いじゃないですか!?それでも眠い目をこすりながら、品物をチェックし終わって、いよいよ棚に並べる時にね、またまた邪魔、じゃなかった、お客様が呼ぶわけですよ。「すみません!レジ良いですか!?」
「会計ならさっきしただろうが(-_-#)!!!(別の客にだけど♪)」
……だから、嘘ですって!そんなこと言う訳無いでしょ!でも、コンビニのバイトの経験がある方なら、その時の気持ち、痛いほど良く分かるよね!o(^^)o
数々の難関を乗り越えて、やっと品物を棚に陳列し終えて、その間にも多くのお客さまとの 「こちらのお弁当は今温めますか?」「はいお願いします。」ごっこの末、運命の時は刻一刻と近付いてきているのでありました。
そう、運命のAM3:30に向って。
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……だから、冗談ですって!苦情のメールはお受けしておりません。